これまでフービズムを支え、叱咤・激励して来てくださった皆様、本当に有難うございます。
只今、新年号に向けて紙面の大幅な刷新の準備を致しております。
「これを読まなければ、フード業界のトレンドは掴めない」「来年の戦略を立てる時には片手にフービズム」と言っていただけるような、購買者の声を真正面から伝える情報誌を目指し、更なる努力をして参る所存です。
新年号「2009年の購買動向徹底予測」を是非ともお楽しみになさってください。
さて、消費の冷え込みが叫ばれ、低価格路線の品揃えの強化が進む年末商戦になりそうですが、こんな時だからこそ、大切にしなくてはならないことについて、考えてみたいと思います。
人の心が疲れ、憂う時に思わず求めてしまうのは「温かさ」「懐かしさ」「優しさ」。これは、心理学を学んでいない方でも、誰もが気付くことでしょう。
その原点はやはり「接客=人と人との心の触れ合い」にあります。
とあるトマトラーメンのチェーン店でのひとコマ。
行列の最後尾からやっと店内に入り、オーダーするやいなやあっという間に「お待ちどうさまでした!」
と目の前に出されたラーメン。一口、二口・・・冷めるまで食べ続けたが、どこまで行っても麺が硬い。
「あの~、今日の麺いつもより硬くありませんか?」との問いかけに、奥から店長が駆け寄ってきて「申し訳ありません。すぐにお取替えします」と言ってくれるも、その日は店長の名刺だけ受け取り、そのまま帰路についた。
しばらくしたある日、親しげに挨拶をされ入店をし、麺をすすっていると、「今日の麺のお加減はいかがですか?」という心配そうな顔。「バッチリです」と答えると満面の笑みで会計をしてくれた。
あとからふと気がつくと、クレームを出した日から、会計は全て20%引きになっていた。
行列が続くと、「必要以上のサービスは出来なくて当たり前」と思いがちなスタッフ。改めてモチベーションの再確認は、厳しい年末を迎える前の今だからこそ、必要なのではありませんか?
1ブロックにラーメン店3店舗が一列に並んでいる住宅街で、味だけに頼らずサービスとアイデアで勝負しているお店。年末年始の勝敗も見えて来るようです。
私たちも改めて、足元を見つめなおさなくてはならない、と思わせてもらうことができました。